層別 ― 分けて原因を探る

機械・作業者・材料・時間で分けて調べる層別。混ざったデータからは見えない原因を浮かび上がらせる、あらゆる手法の土台です。

同じに見えるデータも、機械や作業者ごとに分けると原因が見えてきます。この「分けて調べる」考え方が層別です。

桃井 すみれ(普段) 桃井 すみれ

先生、不良がなかなか減らないとき、どこから手をつければいいんですかぁ?

藤森 さやか 先生(笑顔) 藤森 さやか 先生

データをひとまとめで見るのをやめて、条件ごとに分けてみるのよ。
それが層別。
全体では隠れていた違いが、浮かび上がるわ。

日野 こむぎ(普段) 日野 こむぎ

分けるって、どんな分け方があるの?

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

よく使うのは、機械別・作業者別・材料(ロット)別・時間別ね。
同じ不良でも、A機械だけで多発しているなら、原因はA機械にありそうでしょう。

青木 澪(普段) 青木 澪

補足すると、層別は4M(人・機械・材料・方法)など、原因になりそうな要因ごとにデータを分ける考え方で、他の手法と組み合わせて効果を発揮します。

桃井 すみれ(普段) 桃井 すみれ

前に出てきた二山型のヒストグラムも、分ければ正体が分かるんですかぁ?

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

そうなの。
二山型を機械別に層別したら、じつは2台の機械の山だった、というのはよくある話よ。
分けることで、原因の見当がつくの。

日野 こむぎ(普段) 日野 こむぎ

なるほどね! ごちゃ混ぜのままだと分からないことも、分ければ見えるのか。

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

そのとおり。
層別は特別なグラフではなく、あらゆる手法に効く「分けて考える」姿勢そのもの。
試験では層別の切り口(機械・作業者・材料・時間)がよく問われるわ。

確認クイズ

層別の考え方として最も適切なものはどれか。

  1. データをすべて1つにまとめて平均だけ見る
  2. 機械・作業者・材料・時間などの要因ごとに分けて調べる
  3. データ数を減らして計算を楽にする
  4. 最大値と最小値だけを取り出す
こたえを見る

正解: 2. 機械・作業者・材料・時間などの要因ごとに分けて調べる

正解は2。層別は、機械・作業者・材料・時間などの要因ごとにデータを分けて、違いや原因を探る考え方です。混ざったままでは見えない差を、浮かび上がらせます。

🔖 この記事の関連書籍

Amazonアソシエイトリンクを含みます。他分野は おすすめ書籍ページ へ。