QC手法の第一歩は、扱うデータが「計量値」か「計数値」かを見分けることです。この区別を誤ると、あとで使う手法まで間違えてしまいます。
先生ぇ、データって全部おなじ数字じゃないんですかぁ?
いい質問ね。
同じ数字でも「測って得る量」と「数えて得る個数」では性質が違うのよ。
前者を計量値、後者を計数値と呼ぶわ。
なるほどね! じゃあ体重とか身長は、測るやつだから計量値?
そのとおり。
長さ・重さ・時間・温度のように、ものさしや秤で測る連続した量が計量値。
小数点以下まで出るのが特徴ね。
補足すると、計量値は理屈のうえでどこまでも細かく分けられる連続量です。
3.14…のように途中の値も取れます。
じゃあ計数値って、どんなのですかぁ?
不良品の個数、キズの数、欠品の件数のように「1個、2個」と数える整数値が計数値よ。
0.5個の不良品は無いでしょう?
たしかに! 1.5個のキズなんて言わないもんね。
試験では、与えられた例が計量値か計数値かを選ばせる問題がよく出るわ。
「測るか、数えるか」で判断するのがコツよ。
迷ったら単位を見ます。
mmやgなど連続量の単位なら計量値、個・件・人なら計数値と整理できますね。
確認クイズ
次のうち、計数値はどれか。
- 製品の長さ(mm)
- 液体の温度(℃)
- 1日の不良品の個数
- 部品の重さ(g)
こたえを見る
正解: 3. 1日の不良品の個数
正解は3。不良品の個数は「1個、2個」と数える整数なので計数値です。長さ・温度・重さは測って得る連続量で、計量値にあたります。