CHEATSHEET

公式・係数早見表

QC検定3級で「覚えていれば即答できる」統計の公式・管理図係数・QC七つ道具の用途をまとめました。試験前日の最終確認に。

🧮 基本統計量の公式

統計量公式意味
平均 x̄x̄ = Σxi ÷ nデータの中心の位置
範囲 RR = 最大値 − 最小値ばらつきの大きさ (簡易)
平方和 SS = Σ(xi − x̄)² = Σxi² − (Σxi)²÷n偏差の二乗の合計
分散 V (不偏分散)V = S ÷ (n − 1)ばらつきを面積で表す
標準偏差 ss = √Vばらつきを元の単位で表す
変動係数 CVCV = (s ÷ x̄) × 100 (%)平均に対する相対的ばらつき

※ 平方和は「S = Σx² − (Σx)²÷n」で計算すると電卓で速い。分散は n−1 で割る(不偏分散)点に注意。

📐 工程能力指数 Cp・Cpk

指数公式備考
Cp (両側規格)Cp = (SU − SL) ÷ 6s規格幅 ÷ (6σ)。かたよりを考えない
Cpk (上側)(SU − x̄) ÷ 3sかたよりを考慮。小さい方を採用
Cpk (下側)(x̄ − SL) ÷ 3s
片側規格 (上限のみ)(SU − x̄) ÷ 3s下限のみは (x̄ − SL) ÷ 3s

Cp の判定基準

Cp ≥ 1.33工程能力は十分
1.00 ≤ Cp < 1.33工程能力はまずまず (要注意)
Cp < 1.00工程能力は不足 (不良発生の恐れ)

🔔 正規分布の確率 (±kσ)

範囲含まれる割合
±1σ約 68.3%
±1.96σ約 95%
±2σ約 95.4%
±2.58σ約 99%
±3σ約 99.7%

※ 標準化: u = (x − μ) ÷ σ。管理図の3σ法は「±3σの外は約0.3%しか出ない」ことを利用します。

📈 X̄-R管理図の管理限界

管理図中心線 CL上方 UCL下方 LCL
X̄管理図X̅ (総平均)X̅ + A2R̄X̅ − A2R̄
R管理図R̄D4R̄D3R̄

管理図用係数 (群の大きさ n 別)

nA2D3D4d2
21.880—3.2671.128
31.023—2.5751.693
40.729—2.2822.059
50.577—2.1142.326
60.483—2.0042.534

※ n ≤ 6 では D3 は与えられず、R管理図の LCL は考えません(「—」)。係数の値は問題文に与えられることが多いので、使い方を押さえるのが優先。

🛠 QC七つ道具の用途

道具主な用途データ
パレート図重要な少数の項目(重点指向)を見つける計数値 (項目別)
特性要因図結果(特性)に対する原因(要因)を魚の骨状に整理言語データ
チェックシートデータの記録・集計を簡単・確実にする計数値/点検
ヒストグラム分布の形・中心・ばらつき・規格との関係を見る計量値
散布図2つの変数の相関関係を見る対の計量値
グラフ数値を視覚化し傾向・比較を分かりやすくする各種
管理図工程が安定状態か(時系列で)監視する計量値/計数値

🧩 新QC七つ道具 (言語データの整理)

親和図法混沌とした言語データを親和性でまとめる
連関図法原因と結果が絡み合う問題の因果を整理
系統図法目的を達成する手段を枝分かれで展開
マトリックス図法2つの要素を行と列で対応づけ関連を見る
アローダイアグラム法作業の日程計画・順序を矢印で表す
PDPC法実行過程で予測される事態と対策を事前計画
マトリックスデータ解析法数値データを解析し要素を整理(唯一の数値解析)

📊 データの種類

計量値連続量。長さ・重さ・時間・温度など(測って得る)
計数値離散量。不良品の個数・欠点数など(数えて得る)

🔄 QCストーリー (問題解決型) の手順

1テーマの選定
2現状の把握と目標の設定
3活動計画の作成
4要因の解析
5対策の立案・実施
6効果の確認
7標準化と管理の定着(歯止め)

🔍 検査の種類

全数検査すべての製品を検査。破壊検査には不向き
抜取検査ロットから一部を抜き取り合否判定。OC曲線・α(生産者危険)・β(消費者危険)
検査の段階受入(購入)検査・工程内(中間)検査・最終(出荷)検査

📌 試験前日にこのページを通読するだけでも数問は得点アップが期待できます。 関連の詳細解説は 用語辞典 から各記事へ。