標準化 u ― 共通のものさしに直す

u=(x−μ)÷σ。平均も散らばりも違う分布を共通の尺度に変換する標準化を、μ=100,σ=20,x=140→2.0 の例で解説します。

平均も標準偏差も異なる正規分布を、共通のものさしで比べるための変換が標準化です。標準化した値 u を使います。

日野 こむぎ(普段) 日野 こむぎ

先生、平均も散らばりも違う2つのデータを、どうやって同じ土俵で比べるの?

藤森 さやか 先生(笑顔) 藤森 さやか 先生

そこで使うのが標準化よ。
あるデータ x が、平均 μ から標準偏差 σ の何個ぶん離れているかに直すの。
式は u=(x−μ)÷σ。

桃井 すみれ(しょんぼり) 桃井 すみれ

なんだか難しそうですぅ…。

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

具体的な数字だと簡単よ。
μ=100、σ=20のテストで、x=140点を取ったとしましょう。
まず x−μ を計算して。

桃井 すみれ(普段) 桃井 すみれ

140−100で…40です!

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

そう。
その40を σ=20で割るの。
u=40÷20。
いくつになる?

桃井 すみれ(笑顔) 桃井 すみれ

40÷20で…u=2.0です! できましたぁ。

藤森 さやか 先生(笑顔) 藤森 さやか 先生

大正解。
u=2.0は「平均より標準偏差2個ぶん上」という意味。
単位に関係なく、位置を比べられるのよ。

青木 澪(普段) 青木 澪

補足すると、標準化した分布は平均0・標準偏差1になります。
検算として、u=2.0なら x=μ+2σ=100+2×20=140と元の値に戻せます。

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

そのとおり。
μを引いて、σで割る。
この2ステップが標準化の核ね。
試験でも u の計算はよく出るわ。

確認クイズ

μ=50、σ=10 の正規分布で、x=75 を標準化した値 u はいくらか。

  1. 1.5
  2. 2.0
  3. 2.5
  4. 3.0
こたえを見る

正解: 3. 2.5

正解は3。u=(x−μ)÷σ=(75−50)÷10=25÷10=2.5。検算:μ+2.5σ=50+2.5×10=75で、元の値に戻ります。

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