ヒストグラムは、形そのものが工程の状態を語ります。代表的な分布の型と、規格線との関係を読み取れるようになりましょう。
先生、ヒストグラムって作ったあと、どう読めばいいの?
形に注目するのよ。
中央が高く、左右になだらかに下がる一般型(左右対称の釣鐘型)なら、工程は安定していると読めるわ。
ほかにも形があるんですかぁ?
あるわ。
山が2つある二山型は、性質の違う2つの集団が混ざっているサイン。
機械や材料が2種類混じっているのかもしれないの。
補足すると、本体から離れた所に小さな山がある離れ小島型は、測定ミスや別ロットの異物混入など、異常なデータが紛れている合図です。
なるほどね! 形を見れば、裏で何が起きてるか想像できるのか。
そう。
さらに規格の上限・下限を表す規格線を重ねると、規格からはみ出た不適合品がどれだけあるかも読めるのよ。
山が規格線の内側に、余裕をもって収まっていればいいんですよねぇ?
そのとおり。
二山型や離れ小島型が出たら、次に学ぶ層別で原因を分けて調べるのが定石よ。
試験では型の名前と意味の組み合わせがよく問われるわ。
確認クイズ
山が2つに分かれた「二山型」のヒストグラムから、まず疑うべきことはどれか。
- 工程が非常に安定している
- 性質の違う2つの集団が混ざっている
- データが少なすぎる
- 規格に十分な余裕がある
こたえを見る
正解: 2. 性質の違う2つの集団が混ざっている
正解は2。二山型は、機械や材料などが異なる2つの集団が混ざったときに現れやすい形です。層別して、原因を分けて調べるのが定石です。