工程が規格をどれだけ余裕をもって満たせるかを数値化したのが工程能力指数Cpです。規格の幅をばらつきで割って求めます。
工程能力って、工場の生産能力のことですかぁ?
生産量の話ではないのよ。工程能力は、その工程がどれだけ規格を満たす製品を安定して作れるか、という『ばらつきの小ささ』を表すの。
それを数値化したのが工程能力指数 Cp です。
式は Cp=(規格上限−規格下限)÷(6s)=規格幅÷6s です。
6s の s って何? 6倍するのはなんで?
s は標準偏差、つまりデータのばらつきの大きさよ。
±3sで約99.7%が入るから、幅としては6s分。
それと規格の幅を比べるの。
実際に計算してみたいんですかぁ!
やってみましょう。
規格上限SU=60、規格下限SL=30、s=5 とするわね。
まず規格幅は 60−30=30 よ。
分母は 6s=6×5=30。
よって Cp=30÷30=1.00 です。
規格幅とばらつき6sがちょうど等しい状態ですね。
もう1つ! SU=54、SL=46、s=1 なら、規格幅8÷(6×1)=8÷6≒1.33 だね!
検算もばっちり。
試験では Cp=規格幅÷6s の式と、この計算がそのまま問われるわ。
確認クイズ
規格上限60、規格下限30、標準偏差 s=5 のときの工程能力指数 Cp はいくつか。
- 0.50
- 1.00
- 1.33
- 2.00
こたえを見る
正解: 2. 1.00
正解は2。Cp=規格幅÷6s=(60−30)÷(6×5)=30÷30=1.00。分子は規格の幅、分母はばらつきの6倍で計算する。