計量値の代表的な管理図がX̄-R管理図です。平均のばらつきを見るX̄管理図と、範囲のばらつきを見るR管理図をペアで使います。係数表を用いた計算を検算つきで確かめましょう。
X̄-R管理図って、図が2つあるんですかぁ?
そうよ。X̄管理図は各グループの平均の動きを、R管理図は各グループの範囲(最大−最小)の動きを見るの。
ペアで使うわ。
管理限界は係数を使います。
X̄管理図は UCL=X̄+A2×R̄、LCL=X̄−A2×R̄。
R管理図は UCL=D4×R̄ です。
その A2 とか D4 って数字はどこから来るの?
群の大きさ n で決まる係数表から読むのよ。
試験では与えられることも多いわ。
n=5 なら A2=0.577、D4=2.114 ね。
実際に計算してほしいんですかぁ…お願いします!
いいわ。
総平均 X̄=20、R̄=4、n=5 とするわね。
X̄管理図の UCL=20+0.577×4=20+2.308=22.31 よ。
LCL=20−0.577×4=20−2.308=17.69 です。
中心線20から上下に同じ2.31だけ離れており、対称なので検算が合います。
R管理図のほうは? UCL=D4×R̄=2.114×4=8.456≒8.46 だね!
正解。
ただし n が6以下のときは D3 が与えられず、R管理図の LCL は考えないの。
ここは間違えやすいから注意してね。
確認クイズ
総平均 X̄=20、R̄=4、n=5(A2=0.577)のとき、X̄管理図の上方管理限界 UCL はいくつか。
- 17.69
- 20.00
- 22.31
- 28.85
こたえを見る
正解: 3. 22.31
正解は3。UCL=X̄+A2×R̄=20+0.577×4=20+2.308=22.31。ちなみに LCL=20−2.308=17.69 となり、中心線20から上下対称になる(検算OK)。