改善は思いつきで進めると的を外します。現状把握から歯止めまで、筋道立てて進めるQCストーリーの流れを学びましょう。
先生、改善ってどんな順番で進めればいいんですかぁ?
やみくもに進めないための型があるのよ、すみれさん。
まず現状把握で事実をつかみ、次に要因解析で原因を突き止め、対策を打って、効果の確認をし、最後に歯止めをかける。
この流れが基本ね。
おー、ちゃんと順番があるんだ! 最初は現状把握からなの?
そうよ、こむぎさん。
いきなり対策から入ると、思い込みで的外れなことをしがちなの。
だから最初にデータで現状把握して、どこがどれだけ悪いのかを事実で確かめるのが鉄則よ。
補足すると、この一連の流れは“QCストーリー”と呼ばれ、問題解決を筋道立てて進めるための道すじです。
要因解析って、原因を探すことなんですかぁ?
ええ。
特性要因図などを使って、悪さの要因を洗い出し、本当に効く原因を絞り込むの。
そこへ対策を打つから、効果が出やすいのよ。
なるほどね! 効果を確認した後の歯止めって、何するの?
良くなった状態を元に戻さないよう、標準を書き換えて維持することよ。歯止めを忘れると、せっかくの改善が時間とともに崩れてしまうの。
一方で、効果が不十分なら要因解析や対策に戻ってやり直します。
改善もPDCAを回して進めるのです。
そのとおり。
試験では“現状把握、要因解析、対策、効果確認、歯止め”の順序と、最初に事実をつかむ点が問われるわ。
確認クイズ
改善活動(QCストーリー)の進め方として正しい順序はどれですか。
- 対策、現状把握、要因解析、効果確認、歯止め
- 現状把握、要因解析、対策、効果の確認、歯止め
- 要因解析、現状把握、歯止め、対策、効果確認
- 歯止め、対策、効果確認、要因解析、現状把握
こたえを見る
正解: 2. 現状把握、要因解析、対策、効果の確認、歯止め
正解は2。まず現状把握で事実をつかみ、要因解析で原因を絞り、対策・効果の確認を経て歯止めで固定します。対策から始める1などは不適切です。