会社全体で大きな目標を達成するには、トップの方針をどう現場までつなげるかが鍵になります。ここでは、その仕組みである方針管理を学びましょう。
先生ぇ、“方針管理”って、なんだか難しそうな言葉なんですかぁ?
難しく考えなくて大丈夫よ、すみれさん。方針管理は、トップが決めた経営方針を組織の隅々まで展開して、全社で達成していく仕組みのことなの。
へぇ、トップって社長さんのこと? あたしの会社だと、朝礼で“今年は不良を半分に!
”って言ってたやつかな?
まさにそれよ、こむぎさん。経営方針は社長など上層部が示すの。
それを各部門・各個人の目標にまで落とし込むのが方針管理のポイントね。
補足すると、方針管理は上から下への一方通行ではありません。
目標は上から展開しますが、実績や課題は現場から上へ吸い上げます。
ええ、澪さんの言うとおり。
上から下への展開をトップダウン、下から上への吸い上げをボトムアップと呼ぶわ。
両方が回って初めて方針管理は機能するの。
じゃあ、決めたら終わりじゃないんですねぇ?
そうよ。
方針管理はPDCAを回して進めるの。
計画して実行し、結果を確認して、うまくいかなければ手を打つ。
この繰り返しで年度の目標に近づけていくのよ。
なるほどね! 立てっぱなしにしないで、ちゃんと途中で見直すってことなんだ。
そのとおり。
特に方針管理は、日常業務の維持だけでは届かない重点課題や改善テーマを、全社の力で達成するために使うのよ。
試験では“方針をPDCAで展開して達成する”という点が問われるわ。
確認クイズ
方針管理の説明として最も適切なものはどれですか。
- 各自が担当業務を標準どおり維持することだけを指す
- 経営方針をトップダウンで展開し、PDCAを回して全社で達成する仕組み
- 不要なものを捨てて職場を整理整頓する活動
- 同じ職場の少人数が自主的に行う小集団活動
こたえを見る
正解: 2. 経営方針をトップダウンで展開し、PDCAを回して全社で達成する仕組み
正解は2。方針管理は経営方針を組織へ展開し、PDCAで達成する仕組みです。1は日常管理、3は5Sの整理、4はQCサークルの説明です。