品質やコストは、一つの部門だけでは決まりません。部門の壁を越えて目的別に管理する機能別管理の考え方を学びましょう。
先生、“機能別管理”ってどんな管理なんですかぁ?
会社を横から見る管理、と考えると分かりやすいわ、すみれさん。機能別管理は、品質・コスト・納期といった目的別の機能を、部門の壁を越えて全社で管理する仕組みなの。
部門の壁を越えて…って、どういうこと?
たとえば品質は、設計・製造・購買・検査のどこか一つだけで決まるものではないでしょう? だから品質という機能を、関係する部門みんなで横断的に見るの。
これが機能別管理よ。
補足すると、日常管理や方針管理が部門ごとの“縦”の管理だとすれば、機能別管理は部門をまたぐ“横”の管理です。
縦横で組織を織物のように管理します。
縦と横なんですねぇ。
なんだか碁盤の目みたいなのぉ。
うまい例えね。
代表的な機能は品質・コスト・納期、いわゆるQCDよ。
それぞれに委員会などを設けて、部門間の調整を行うことが多いわ。
なるほどね! 品質担当のチームが、部署をまたいで音頭をとる感じか。
そのとおり。
一つの部門だけ良くても、全体として品質やコストが最適にならないことがあるでしょう? 機能別管理は、その全体最適を狙う管理なの。
一方で、縦の管理と横の管理は対立するものではなく、互いに補い合う関係にあります。
そうね。
試験では“機能別管理は品質・コスト・納期などを部門横断で管理する”という点が問われるわ。
確認クイズ
機能別管理の特徴として最も適切なものはどれですか。
- 一つの部門だけで品質を作り込む管理
- 品質・コスト・納期などを部門横断で管理する
- 各自が担当業務を標準どおり維持する管理
- 不要品を捨て、定位置化する活動
こたえを見る
正解: 2. 品質・コスト・納期などを部門横断で管理する
正解は2。機能別管理は品質・コスト・納期などの機能を部門をまたいで横断的に管理します。1は視野が狭く不適切、3は日常管理、4は5Sです。