品質は、一部の専門家だけで守れるものではありません。トップから現場まで全員で取り組み、一人ひとりを大切にする。それが全員参加と人間性尊重です。
先生ぇ、品質管理って、くわしい専門の人だけがやるんですかぁ?
いいえ、違うのよ。
品質管理は全員参加が基本。
経営者から第一線で働く人まで、みんなで取り組むものなの。
みんなでって、現場の人も一緒にやるの?
そうよ。
現場で働く人が集まって、身近な問題を自分たちで話し合い改善するQCサークル活動も、その一つね。
補足すると、現場の人が最も実態を知っています。
その知恵を生かせるからこそ、全員参加は品質を高める力になります。
「人間性尊重」って言葉もありますけど、これはどういうことなんですかぁ?
人間性尊重は、人を単なる働き手として扱うのではなく、一人ひとりの意欲や能力を発揮できるように大切にする考え方よ。
なるほどね! やらされるより、自分で考えて動く方がやる気も出るもんね!
そのとおり。
人を大切にすれば意欲が高まり、良い改善が生まれる。
全員参加と人間性尊重は、支え合う関係なのよ。
一方で、命令だけで人を動かそうとすると、参加は形だけになりがちです。
一人ひとりを尊重する土台があってこそ、全員参加が生きます。
確認クイズ
全員参加の品質管理の説明として最も適切なものはどれか。
- 専門部署だけが品質管理を担う
- 経営者から第一線まで全員で品質管理に取り組む
- 検査員だけが品質に責任を持つ
- 改善は経営者だけが考える
こたえを見る
正解: 2. 経営者から第一線まで全員で品質管理に取り組む
正解は2。全員参加は、経営者から第一線で働く人まで全員で品質管理に取り組むこと。QCサークル活動はその代表例である。