品質管理(QC)とは・TQMの位置づけ

品質管理は要求に合った品質を経済的に作り出す手段の体系。QCの意味と、全社的な取り組みであるTQMとの関係を整理します。

品質を良くするための活動が品質管理です。ここでは品質管理(QC)とは何か、そして全社的な取り組みであるTQMとの関係を押さえます。

日野 こむぎ(普段) 日野 こむぎ

先生! そもそも「品質管理」って、検査して不良品をはじくことなの?

藤森 さやか 先生(笑顔) 藤森 さやか 先生

それは一部にすぎないわ。品質管理とは、お客様の要求に合った品質の製品やサービスを、経済的に作り出すための手段の体系のことよ。

桃井 すみれ(あせる) 桃井 すみれ

けいざいてきに…? むずかしい言葉なんですねぇ。

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

つまり、ムダなくお金をかけすぎずに、良い品質を実現するということね。
検査だけでなく、企画や設計、製造まで含めて考えるのよ。

青木 澪(普段) 青木 澪

補足すると、品質管理は英語のQuality Controlを略してQCと呼ばれます。
QC検定の「QC」もこれですね。

日野 こむぎ(びっくり) 日野 こむぎ

なるほどね! じゃあ「TQM」ってのは何が違うの?

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

TQMは総合的品質マネジメントのこと。
品質管理を一部の部署だけでなく、経営全体・全部門で進める考え方なの。

桃井 すみれ(普段) 桃井 すみれ

会社みんなでやるってことなんですかぁ?

藤森 さやか 先生(笑顔) 藤森 さやか 先生

そのとおり。
経営者から現場まで全員で、経営の質そのものを高めていくの。
QCがTQMへと発展してきた、と捉えるといいわ。

青木 澪(普段) 青木 澪

一方で、QCは手段の体系そのもの、TQMはそれを全社的な経営の仕組みへ広げたもの、と位置づけを分けて理解すると混乱しません。

確認クイズ

TQMの説明として最も適切なものはどれか。

  1. 製造現場だけで行う検査活動
  2. 品質管理を全社的・経営全体に広げた取り組み
  3. 統計だけを使う分析手法
  4. 不良品を市場から回収する活動
こたえを見る

正解: 2. 品質管理を全社的・経営全体に広げた取り組み

正解は2。TQM(総合的品質マネジメント)は、品質管理を一部門にとどめず全社的・経営全体で進める取り組みである。

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