品質を良くするには、何を良くしたいのか(特性)と、それに影響するもの(要因)を分けて考えます。ここでは特性と要因、品質特性、代用特性を整理します。
先生ぇ、「特性」と「要因」って、似てるけど何がちがうんですかぁ?
大事な区別ね。特性は、製品やサービスの性質や結果を表すもの。要因は、その特性に影響を与える原因のことよ。
つまり、特性が結果で、要因が原因ってこと?
そのとおり。
たとえば料理の「味」が特性なら、材料の量や加熱の時間が要因ね。
原因と結果の関係で捉えると分かりやすいわ。
補足すると、特性と要因の関係を整理する図が特性要因図です。
魚の骨のような形で、原因を枝分かれさせて書き出します。
「品質特性」というのも聞きましたけど、これは何なんですかぁ?
品質特性は、品質を評価するための特性のこと。
お客様の要求を、製品の測れる性質に置き換えたものと考えるといいわ。
なるほどね! でも、測りたいものが、うまく測れないときはどうするの?
いい質問ね。
そんなときは代用特性を使うの。
本来測りたい品質特性の代わりに、測りやすい別の特性で置き換えるのよ。
一方で、代用特性はあくまで代わりです。
本来の品質特性ときちんと対応していることを確かめてから使うことが大切です。
測れないものを、測れるもので置きかえる工夫なんですねぇ。
確認クイズ
代用特性の説明として最も適切なものはどれか。
- 特性に影響を与える原因のこと
- 直接測りにくい品質特性の代わりに用いる測りやすい特性
- お客様が要求する品質そのもの
- 要因を書き出した図のこと
こたえを見る
正解: 2. 直接測りにくい品質特性の代わりに用いる測りやすい特性
正解は2。代用特性は、本来測りたい品質特性が直接測りにくいときに、代わりに用いる測りやすい特性である。原因は要因、評価する特性は品質特性。