問題と課題の違い・課題達成型QCストーリー

問題はあるべき姿とのギャップ、課題はありたい姿とのギャップ。両者の違いと、課題に用いる課題達成型QCストーリーの考え方を学びます。

「問題」と「課題」はよく似た言葉ですが、品質管理では意味が違います。どちらを扱うかで、使うQCストーリーも変わります。

日野 こむぎ(普段) 日野 こむぎ

先生、「問題」と「課題」って、同じ意味じゃないの?

藤森 さやか 先生(笑顔) 藤森 さやか 先生

日常では混ぜて使うけれど、品質管理では区別するの。問題は、あるべき姿と現状とのギャップのことよ。

桃井 すみれ(普段) 桃井 すみれ

あるべき姿…つまり、決められた目標からズレてる状態なんですかぁ?

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

そうよ。
すでにある基準や目標から外れている状態が問題ね。
これを元に戻すのが問題解決型QCストーリーなの。

青木 澪(普段) 青木 澪

一方で課題は、ありたい姿と現状とのギャップです。
まだ達成していない、これから目指す高い目標に向かうものですね。

日野 こむぎ(笑い) 日野 こむぎ

なるほどね! 悪いところを直すのが問題で、もっと上を目指すのが課題ってこと?

藤森 さやか 先生(笑顔) 藤森 さやか 先生

うまくまとめたわね。
だから課題には別の型、課題達成型QCストーリーを使うのよ。

桃井 すみれ(びっくり) 桃井 すみれ

課題達成型は、手順もちがうんですかぁ?

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

ええ。課題達成型QCストーリーは、攻め所を決めて、方策を考え、良い進め方の道すじを追究してから実施するの。
要因解析より、どう実現するかを重視するのよ。

青木 澪(普段) 青木 澪

補足すると、原因が比較的はっきりした既存の問題には問題解決型、前例のない高い目標には課題達成型、と使い分けます。

確認クイズ

「課題」の説明として最も適切なものはどれか。

  1. すでに決められた基準からの逸脱
  2. ありたい姿と現状とのギャップ
  3. 検査で発見された不良の数
  4. 標準どおりに作業できている状態
こたえを見る

正解: 2. ありたい姿と現状とのギャップ

正解は2。課題はありたい姿(これから目指す目標)と現状とのギャップ。基準からの逸脱は問題であり、扱う型も異なる。

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