「問題」と「課題」はよく似た言葉ですが、品質管理では意味が違います。どちらを扱うかで、使うQCストーリーも変わります。
先生、「問題」と「課題」って、同じ意味じゃないの?
日常では混ぜて使うけれど、品質管理では区別するの。問題は、あるべき姿と現状とのギャップのことよ。
あるべき姿…つまり、決められた目標からズレてる状態なんですかぁ?
そうよ。
すでにある基準や目標から外れている状態が問題ね。
これを元に戻すのが問題解決型QCストーリーなの。
一方で課題は、ありたい姿と現状とのギャップです。
まだ達成していない、これから目指す高い目標に向かうものですね。
なるほどね! 悪いところを直すのが問題で、もっと上を目指すのが課題ってこと?
うまくまとめたわね。
だから課題には別の型、課題達成型QCストーリーを使うのよ。
課題達成型は、手順もちがうんですかぁ?
ええ。課題達成型QCストーリーは、攻め所を決めて、方策を考え、良い進め方の道すじを追究してから実施するの。
要因解析より、どう実現するかを重視するのよ。
補足すると、原因が比較的はっきりした既存の問題には問題解決型、前例のない高い目標には課題達成型、と使い分けます。
確認クイズ
「課題」の説明として最も適切なものはどれか。
- すでに決められた基準からの逸脱
- ありたい姿と現状とのギャップ
- 検査で発見された不良の数
- 標準どおりに作業できている状態
こたえを見る
正解: 2. ありたい姿と現状とのギャップ
正解は2。課題はありたい姿(これから目指す目標)と現状とのギャップ。基準からの逸脱は問題であり、扱う型も異なる。