「たぶん大丈夫」「いつもこうだから」。こうした思い込みは、判断を誤らせます。品質管理では、事実つまりデータをもとに判断します。
先生、仕事って、経験とカンでどんどん進めちゃダメなの?
経験も大切だけれど、それだけに頼るのは危ういわ。
品質管理では事実に基づく管理が基本なの。
じじつって…つまり、本当にあったことなんですかぁ?
そうよ。
思い込みではなく、実際に測った数字などのデータをもとに判断し、管理することね。
英語でファクトコントロールとも言うわ。
補足すると、勘や経験だけの判断は、人によって結論が変わりがちです。
データで語れば、誰が見ても同じ根拠で話し合えます。
なるほどね! 「なんとなく増えた気がする」より「先月より2割増えた」の方が説得力あるもんね!
そのとおりよ。
数字にすれば、比べたり、傾向を見たりできる。
感覚だけでは見えないものが見えてくるの。
でも、データがまちがってたら、どうなるんですかぁ?
いいところに気づいたわね。
だから、正しく測り、正しく集めることが前提なの。
あいまいなデータでは正しい判断はできないわ。
一方で、データは目的に合ったものを取ることが大切です。
関係のない数字をいくら集めても、判断の役には立ちません。
確認クイズ
事実に基づく管理(ファクトコントロール)の説明として最も適切なものはどれか。
- 経験と勘だけで判断すること
- 事実であるデータをもとに判断・管理すること
- 上司の指示だけに従うこと
- 多数決で品質を決めること
こたえを見る
正解: 2. 事実であるデータをもとに判断・管理すること
正解は2。事実に基づく管理は、勘や経験だけに頼らず、事実であるデータをもとに判断し管理する考え方である。