品質は、自分の工程だけで完結するものではありません。仕事は次の工程へと渡っていきます。その意識を表すのが「後工程はお客様」です。
先生ぇ、「後工程はお客様」って、どういう意味なんですかぁ?
後工程はお客様は、自分の次の工程を、大切なお客様だと考える心がけのことよ。
次の人が困らない仕事をしよう、ということね。
工程って、リレーみたいにつながってるもんね?
そう、まさにリレーよ。
前の工程から受け取って、加工して、次の工程へ渡す。
その流れが最後にお客様まで届くの。
補足すると、この考え方の要点は、不良やばらつきを後工程に流さないことです。
次の工程で困らないよう、良い状態で渡します。
もし、不良を次にわたしちゃうと、どうなるんですかぁ?
次の工程で手直しや混乱が起きて、ムダが広がるわ。
最悪の場合、そのまま最終のお客様まで届いてしまうこともあるの。
なるほどね! 自分の工程で止めておけば、迷惑をかけずにすむんだ!
そのとおり。
だから一人ひとりが、次の工程をお客様と思って良い仕事をすることが、全体の品質を支えるのよ。
一方で、前工程に要求だけするのではなく、後工程が必要とするものを前工程がくみ取ることも大切です。
工程同士の連携が鍵ですね。
確認クイズ
「後工程はお客様」の考え方として最も適切なものはどれか。
- 最終のお客様以外は気にしなくてよい
- 次の工程を大切なお客様と考え不良を流さない
- 後工程の作業は前工程が肩代わりする
- 検査は後工程にすべて任せる
こたえを見る
正解: 2. 次の工程を大切なお客様と考え不良を流さない
正解は2。後工程はお客様とは、次の工程をお客様とみなし、不良やばらつきを後工程に流さないようにする心がけである。