同じように作っても、製品は少しずつ違います。この散らばりがばらつきです。ばらつきの原因を二つに分けて考えることが、管理の第一歩です。
先生ぇ、同じ機械で作っても、少しずつちがうんですかぁ?
ええ、必ず少しは違うのよ。
この散らばりをばらつきと言うの。
ばらつきをなくすことはできないけれど、原因は二つに分けられるわ。
二つって、どんな原因なの?
一つは偶然原因。
どんなに気をつけても避けられない、小さくて仕方のないばらつきの原因ね。
もう一つが異常原因です。
ふだんとは違う、見逃せない原因のことですね。
こちらは突き止めて取り除く必要があります。
偶然原因は、取りのぞかなくていいんですかぁ?
そう、偶然原因は避けにくいから、ある程度は許容するの。
問題なのは異常原因。
放っておくと不良につながるから、原因を見つけて手を打つのよ。
なるほどね! でも、そのばらつきが偶然なのか異常なのか、どうやって見分けるの?
そこで役立つのが管理図よ。
ばらつきが偶然原因の範囲なのか、異常原因によるものかを見分けられるの。
補足すると、管理図の線の外に点が出たり、点が偏って並んだりすると、異常原因の疑いがあります。
そこで初めて原因を追究します。
ばらつきにも、放っておくものと直すものがあるんですねぇ。
確認クイズ
「異常原因」の説明として最も適切なものはどれか。
- 避けにくく仕方のないばらつきの原因
- 見逃せない原因であり突き止めて取り除くべきもの
- ばらつきがまったくない状態
- 検査を省略してよい原因
こたえを見る
正解: 2. 見逃せない原因であり突き止めて取り除くべきもの
正解は2。異常原因は見逃せない原因で、突き止めて取り除く必要がある。避けにくく許容する偶然原因とは区別し、管理図で見分ける。