機械の測定器では数値化しにくい品質を、人の感覚で判断するのが官能検査です。ばらつきを抑えるために使う「限度見本」の役割も学びましょう。
先生ぇ、機械じゃなくて人が調べる検査もあるんですかぁ?
あるわよ、すみれさん。
人間の五感、つまり視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚を使って品質を評価する検査を、官能検査と言うの。
補足すると、色合いや手触り、音、味、においなど、機械では数値化しにくい特性を判断するときに用いられます。
あ、それってあたしがケーキの焼き色を見て「いい感じ!」って判断するのと同じだね!
まさにそうよ。
ただ、人の感覚は個人差があって、判定がばらつきやすいという弱点があるの。
たしかに、人によって「いい色」って違いそうですねぇ…どうするんですかぁ?
そこで使うのが限度見本よ。
合格と不合格の境目を示す見本を用意して、それと比べて判定するの。
一方で、限度見本があれば、検査員が変わっても判定基準がそろい、ばらつきを抑えられます。
なるほどね! 「これより焼き色が濃かったらダメ」っていう見本を置いとくってことか。
そのとおり。
基準となる見本があると、みんな同じ物差しで判断できるわね。
官能検査には限度見本、覚えましたぁ!
いいわね。
試験では「官能検査は五感で評価」「限度見本で合否の境目を示す」という点がよく問われるわ。
確認クイズ
官能検査と限度見本に関する説明として最も適切なものはどれですか。
- 官能検査は測定器だけで自動的に数値を求める検査である
- 官能検査は人間の五感で評価し、限度見本で合否の境目を示す
- 限度見本は製品の生産数量を示す見本である
- 官能検査では個人差が生じないため基準は不要である
こたえを見る
正解: 2. 官能検査は人間の五感で評価し、限度見本で合否の境目を示す
正解は2。官能検査は人間の五感で品質を評価する検査です。判定のばらつきを抑えるため、合格と不合格の境目を示す限度見本を用います。