品質保証を組織全体で確実に行うために使われるのが「保証の網(QAネットワーク)」と「品質保証体系図」です。二つの図表の役割の違いを整理しましょう。
先生ぇ、「保証の網」って魚をとる網みたいな名前ですけどぉ、何なんですかぁ?
ふふ、面白い連想ね。
保証の網はQAネットワークとも呼ばれる表で、どの工程でどんな不具合を防ぐかを一覧に整理したものよ。
補足すると、縦に不具合の項目、横に工程を並べて、それぞれの工程で発生を防ぐのか、後工程への流出を防ぐのかをマトリクス形式で示します。
あ、なるほどね! 不良を「そもそも出さない」のと「後の工程に流さない」のを表で見える化するんだ。
そう。
発生防止と流出防止の両面から、抜け漏れなく品質を守る仕組みね。
じゃあ「品質保証体系図」は別のものなんですかぁ?
ええ。品質保証体系図は、企画・設計・製造・検査・販売・アフターサービスといった段階ごとに、どの部門がどんな品質保証活動を担うかを流れ図で示したものよ。
一方で、体系図は組織全体の役割分担を俯瞰でき、QAネットワークは工程ごとの防止策を細かく詰める、という使い分けです。
体系図で全体像、QAネットワークで細かいチェック、って感じか! お店のマニュアルと現場のチェック表みたいだね。
いい例えね。
試験では「QAネットワークは発生防止・流出防止を整理した表」「品質保証体系図は各段階の活動と部門を示す流れ図」という区別がよく問われるわ。
確認クイズ
品質保証体系図の説明として最も適切なものはどれですか。
- 工程ごとに発生防止と流出防止を整理したマトリクス表
- 企画から販売後まで各段階の品質保証活動と担当部門を示す流れ図
- 不良品の個数を集計した棒グラフ
- 従業員の勤務シフトを示した表
こたえを見る
正解: 2. 企画から販売後まで各段階の品質保証活動と担当部門を示す流れ図
正解は2。品質保証体系図は各段階の品質保証活動と担当部門を流れ図で示したものです。発生防止・流出防止を整理する表はQAネットワーク(保証の網)です。