抜取検査とOC曲線

OC曲線はロットの不良率と合格確率の関係を表します。生産者危険αと消費者危険βの意味を取り違えないよう整理します。

抜取検査の合格しやすさを表すのがOC曲線です。そこに登場する「生産者危険α」と「消費者危険β」は取り違えやすい要注意ポイント。しっかり区別しましょう。

桃井 すみれ(普段) 桃井 すみれ

先生ぇ、OC曲線って何のグラフなんですかぁ?

藤森 さやか 先生(笑顔) 藤森 さやか 先生

OC曲線はね、抜取検査で「ロットの不良率」に対して「そのロットが合格する確率」がどう変わるかを表した曲線よ。
検査特性曲線とも呼ぶわ。

青木 澪(普段) 青木 澪

補足すると、横軸にロットの不良率、縦軸に合格する確率をとります。
不良率が高いほど合格しにくくなる形になります。

日野 こむぎ(笑顔) 日野 こむぎ

なるほどね! 不良が多いロットほど、抜取検査で引っかかりやすいってことだね。

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

そう。
ただし抜取検査は一部しか見ないから、判定を誤ることもあるの。
ここで大事なのが二つの危険よ。

桃井 すみれ(しょんぼり) 桃井 すみれ

危険ってこわいですねぇ…どんな危険なんですかぁ?

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

一つは生産者危険、記号でαね。
これは本来なら合格すべき良いロットを、不合格にしてしまう確率よ。
作った側が損をするから生産者危険と呼ぶの。

青木 澪(普段) 青木 澪

もう一つが消費者危険、記号でβです。
本来なら不合格にすべき悪いロットを、合格にしてしまう確率で、受け取る側つまり消費者が損をします。

日野 こむぎ(笑い) 日野 こむぎ

えっと、αは良いのを落としちゃう、βは悪いのを通しちゃう、って覚えればいいのか!

藤森 さやか 先生(笑顔) 藤森 さやか 先生

そのとおり、こむぎさん。
取り違えやすいから要注意よ。
生産者危険は良いロットを不合格、消費者危険は悪いロットを合格、とセットで覚えてね。

桃井 すみれ(笑顔) 桃井 すみれ

はぁ〜い! αとβ、逆にしないように気をつけますぅ。

藤森 さやか 先生(普段) 藤森 さやか 先生

いい心がけね。
試験ではαとβの意味を入れ替えた選択肢がよく出るから、しっかり区別しましょう。

確認クイズ

生産者危険αと消費者危険βの説明として正しいものはどれですか。

  1. αは悪いロットを合格にする確率、βは良いロットを不合格にする確率
  2. αは良いロットを不合格にする確率、βは悪いロットを合格にする確率
  3. αもβも良いロットを合格にする確率
  4. αもβも悪いロットを不合格にする確率
こたえを見る

正解: 2. αは良いロットを不合格にする確率、βは悪いロットを合格にする確率

正解は2。生産者危険αは本来合格すべき良いロットを不合格にする確率、消費者危険βは本来不合格にすべき悪いロットを合格にする確率です。選択肢1は両者を取り違えています。

🔖 この記事の関連書籍

Amazonアソシエイトリンクを含みます。他分野は おすすめ書籍ページ へ。