抜取検査の合格しやすさを表すのがOC曲線です。そこに登場する「生産者危険α」と「消費者危険β」は取り違えやすい要注意ポイント。しっかり区別しましょう。
先生ぇ、OC曲線って何のグラフなんですかぁ?
OC曲線はね、抜取検査で「ロットの不良率」に対して「そのロットが合格する確率」がどう変わるかを表した曲線よ。
検査特性曲線とも呼ぶわ。
補足すると、横軸にロットの不良率、縦軸に合格する確率をとります。
不良率が高いほど合格しにくくなる形になります。
なるほどね! 不良が多いロットほど、抜取検査で引っかかりやすいってことだね。
そう。
ただし抜取検査は一部しか見ないから、判定を誤ることもあるの。
ここで大事なのが二つの危険よ。
危険ってこわいですねぇ…どんな危険なんですかぁ?
一つは生産者危険、記号でαね。
これは本来なら合格すべき良いロットを、不合格にしてしまう確率よ。
作った側が損をするから生産者危険と呼ぶの。
もう一つが消費者危険、記号でβです。
本来なら不合格にすべき悪いロットを、合格にしてしまう確率で、受け取る側つまり消費者が損をします。
えっと、αは良いのを落としちゃう、βは悪いのを通しちゃう、って覚えればいいのか!
そのとおり、こむぎさん。
取り違えやすいから要注意よ。
生産者危険は良いロットを不合格、消費者危険は悪いロットを合格、とセットで覚えてね。
はぁ〜い! αとβ、逆にしないように気をつけますぅ。
いい心がけね。
試験ではαとβの意味を入れ替えた選択肢がよく出るから、しっかり区別しましょう。
確認クイズ
生産者危険αと消費者危険βの説明として正しいものはどれですか。
- αは悪いロットを合格にする確率、βは良いロットを不合格にする確率
- αは良いロットを不合格にする確率、βは悪いロットを合格にする確率
- αもβも良いロットを合格にする確率
- αもβも悪いロットを不合格にする確率
こたえを見る
正解: 2. αは良いロットを不合格にする確率、βは悪いロットを合格にする確率
正解は2。生産者危険αは本来合格すべき良いロットを不合格にする確率、消費者危険βは本来不合格にすべき悪いロットを合格にする確率です。選択肢1は両者を取り違えています。