できあがった品物が基準を満たしているかを見極める「検査」。ただ見るだけの作業ではありません。検査の正しい定義と目的を確認しましょう。
先生ぇ、検査ってただ「見る」ことじゃないんですかぁ?
見るだけではないのよ、すみれさん。検査とは、品物やサービスを規格や基準と比べて、適合しているかどうかを調べ、合格か不合格かを判定することよ。
補足すると、判定には合格・不合格という明確な結論が伴います。
単に値を測るだけでは検査とは言えません。
あ、あたしのバイト先だと、揚げ物の温度を測って基準より低かったら「出さない」って決めるのが検査ってことか!
そのとおり。
基準に合わないものを次の工程やお客様に渡さないことが検査の目的なの。
ここで比べる相手が規格よ。
なるほどぉ。
じゃあ測るだけの「測定」とは違うんですねぇ。
ええ。
測定は値を求めるだけ、検査は測定した値を基準と照らして合否を決めるところまで含むわ。
一方で、検査は不良を見つける後追いの活動なので、検査に頼りすぎず、工程で品質を作り込むことが大切です。
検査でハネるより、はじめから良いものを作るほうがいいってことね!
そう、こむぎさんの言うとおりよ。
試験では「検査は規格・基準と照合して合否を判定する活動」という定義が問われるわ。
覚えておいてね。
確認クイズ
検査の説明として最も適切なものはどれですか。
- 品物の値を測定して記録するだけの活動
- 規格・基準と照合して合格・不合格を判定する活動
- 製造コストを計算する活動
- お客様の要望を聞き取るだけの活動
こたえを見る
正解: 2. 規格・基準と照合して合格・不合格を判定する活動
正解は2。検査は規格・基準と照合して合格・不合格を判定する活動です。値を求めるだけなら測定であり、合否判定まで含む点が検査の特徴です。